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2015年10月19日│連絡船の町プロジェクト・勉強会

水江の渡し(日本:倉敷市水江)

90年の歴史に幕 思い出をありがとう
~水江の渡し~ (倉敷市水江)
自転車も乗せられる無料の渡し船

 
 
90年にわたり、水江・船穂間の通学
など市民の足になってきた渡し船。市道の
ため、料金はなんと無料!水江側からの
乗船は、船穂側の船頭詰所に声を掛けるか挙手するなど
の意思表示で船を呼び寄せるなど、情緒ある全国的にも
貴重な渡し船です。
 
「水江の渡し」は大正14年の高梁川の大改修をきっかけに始まりました。
以前の高梁川は東西の2つの流れに分かれており、どちらも洪水により度々
大きな被害を出していました。
この被害を防ぐため大改修が行われましたが、川筋が変わったことで当時の村道が
水没したため分断された約40mの区間を渡し船によって結びました。
これが「水江の渡し」の始まりです。
 
乗船場周辺には豊かな自然が広がり、四季を通じて森林浴や草花・野鳥の観察を楽しむことができます。水江の渡しは生活の足としての交通手段にとどまらず散策などにも利用され、自然を楽しむ人を喜ばせてきましたが、代替交通手段となる高砂町中島柳井原線の高梁川新高梁の開通に伴い、運行は平成28年3月31日までとなっております。


<調査協力>倉敷市くらしき情報発信課
【担当:甫喜山 昇平】


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