連絡船レポート

トップページ > 連絡船レポート > 世界でいちばん美しい湖(グアテマラ)

2015年10月19日│連絡船の町プロジェクト・勉強会

世界でいちばん美しい湖(グアテマラ)

「世界でいちばん美しい湖」
中南米 グアテマラ アティトラン湖の船のある暮らし
こえび特派員 中道 靖さん、洋子さん


私達が今住んでいるグアテマラのアティトラン湖では、村と村を繋ぐためにランチャ(スペイン語で小型船、ボート)と呼ばれる定期船が運航しています。
船でしか行けない、道が悪いので船の方が早い、と理由は様々ですが、とにかくこの船がみんなの足となっています。
起点となるパナハッチェル、サンペドロ・ラ・ラグーナを各30分毎に出発。間にある4つの村をメインに、途中のホテルや家に寄ったりしながら、片道約1時間かかります。
料金体系がとても面白く、
 
1.地元先住民価格
2.定住外国人価格
3.ツーリスト用価格(ふつうの旅行者)
4.ツーリスト用価格(湖畔の高級ホテルに宿泊してる人)
 
これを船のキャプテンが毎回、乗船客の顔を見て判断します。
私達は最初の半年、3のツーリスト価格で、「安くしてよー」などと交渉を続けて2.の長く定住している外国人価格になりました。2.定住外国人と3.ツーリストの価格では金額が2倍も違います。
 
乗船料は乗船距離にもよって変わりますが、
私達の住んでいる村サンマルコス・ラ・ラグーナからパナハッチェルまでの乗船料で比較すると、
1. 地元住民価格 8ケツァール(グアテマラ通貨)- 約130円
2. 定住外国人価格 10ケツァールー約160円
3. ツーリスト価格(普通の旅行者) 15-20ケツァール 約240円ー320円
4. ツーリスト用価格(湖畔の高級ホテルに宿泊している人) 30ケツァール以上―約480円以上
町に買い物に行く、バスに乗るために町に出る、隣村に友達に会いに行く。
ここは島でなく陸で繋がっていますが、車道が無いところもあるので、
ランチャはつねに生活に必要になってきます。
 
ちなみに、ここでは、ブラックコーヒー1杯が130円くらい。地元住民はコーヒー1杯分の価格で船に乗っています。
 
ちなみに、写真の対岸に見える山々は火山ですが、まるで島々のようで、瀬戸内の景色によく似ているんですよ!

【担当:斉藤 牧枝】


このページの先頭へ