世界遺産・スオメンリンナ要塞に住む人々と連絡船

フィンランド・ヘルシンキにあるスオメンリンナ島は世界遺産です。フィンランドがロシアやスウェーデンなどの大国に支配されていた時代から第2次世界大戦が終わるまで、重要な軍事拠点でした。現在は、博物館やレストラン・カフェが立ち並ぶ観光名所となっています。この世界遺産には、今なお800人あまりの市民が住んでいます。島を結ぶ連絡船は、観光客も利用しますが、住民の生活の足として大切な乗り物でもあります。ですから、夏の観光シーズン以外の季節であっても、早朝から深夜まで1時間に2本から3本就航されています。船内は落ち着いた木目調の造りで、まるでリビングルームのようです。15分ほどの短い航路ですが、ゆっくりと新聞を読む人、コーヒーを飲む人、、、ゆったりと時間が流れる船内です。