連絡船レポート

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2015年11月12日│連絡船の町プロジェクト・勉強会

フェリー模型

今日は宇野港-宮浦港フェリーの模型を見せていただけるということで
玉野市在住の岡田敬三さんのご自宅へ伺いました。

玄関を入ると・・本物のフェリーをそのまま小さくしたような模型が迎えてくれました!!
このフェリーは私達も利用することが多く馴染みの深い船なので、その精密さに感動。

岡田さんは20歳の頃から船の模型を作り始め、今までに約10隻の船を作成し市内の施設などにも常設展示しておられます。
「なおしま」の模型は2隻あり、初代「なおしま」はこの船を運航する会社の社長室に飾られています。
そしてこの2代目「なおしま」は制作期間約2ヶ月で完成。実際の船の図面通りに作成し、何度か実物を見に宇野港へも足を運んだそうです。

中央のデッキ部分を取り外すと客室も細かく再現されています。自動販売機もゴミ箱もトイレもありました!



車も乗っています!!!


1番難しいのは、この普段海に浸かっていて見えない部分だそうです。

フェリーは特に安全対策が厳重なためプロペラはもしもの時に備えて2つあると教えていただきました。

フェリーには頻繁に乗る私達ですが、船の構造のこと、部品のこと知らないことばかりでとても勉強になりました。

どうしてこれほどフェリーの構造などについてお詳しいのかというと・・
実は岡田さんは今年の春まで52年間、市内の造船会社で船の修理や点検のお仕事をされていたスペシャリストなのです!!
1988年に廃止された宇高連絡船 伊予丸・土佐丸・阿波丸で‎も現場監督として修理や点検をされており、時には運航する連絡船に乗りながら修理をしたこともあったそうです。

さらにリビングにも模型が2隻。こちらは貨物船と巡視船なのですが、船の用途によって形や構造大きさや部品など本当に様々で興味深いです。



実際の船ではじっくり観察できない部分や全体を見渡せて、新しい発見があったり
構造や、船が安全に運航できる仕組みなど知識が深まったりと大変充実した時間でした。
岡田さん貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました!!


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