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2017年11月01日│連絡船の町プロジェクト・勉強会

宇高連絡船愛好會 三村さん解説 その2

宇高連絡船愛好會長の三村さんによる「撮り船」フォトコン応募作品の解説その2です!!

前回解説はこちら
http://archive.city.tamano.lg.jp/renrakusen/research/research_detail/index/42.html

2枚目は、田角優子さんの「宇高連絡船最後の切符」です。
宇高連絡船最終便のお写真で、タイトルも素敵なこちらのお写真。
実はとても貴重な1枚だったんです!



【三村さん解説文】
一見、普段の深夜便のように見えますが、これは宇高連絡船最終日の4月10日に極秘運航された「讃岐丸」です。(ダイヤ上は4月9日分)
 運航会社側は、連絡船最後の日、最終便に乗客が殺到するのを防ぐ為、第27便(宇野からの最終便)を「A」「B」と2隻体制にしていました。これを公表する事で大混乱を防ごうとしていたのです。
 しかし、それでも混乱が予想された為、極秘に「C」を用意していました。この便には、前年11月に定期便から引退し、3月に観光船に改造されて再就航した「讃岐丸」が充てられていました。この写真は舷側のラインから「讃岐丸」と判別できます。
 この便は、宇野での積み残し客のみを乗せていたので大きな混乱も無かったようです。その分、記録写真も皆無に等しい事から、この写真は大変貴重であると考えられます。

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「撮り船」フォトコンテストをきっかけに、このような貴重なお写真が、今後もたくさん集まることを期待しています。

 


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