連絡船レポート

トップページ > 連絡船レポート > 国立民族学博物館(大阪)

2015年07月24日│連絡船の町プロジェクト・勉強会

国立民族学博物館(大阪)

本プロジェクトメンバーでは毎月連絡船についての勉強会を行っているのですが、今回は初の県外での勉強会を行いました!


【「連絡船の町」プロジェクト勉強会in国立民族学博物館(大阪)】

まずは、京都大学 東南アジア研究所 木村友美さんに海外での船にまつわるお話を聞かせていただきました。
 
 
水上交通が盛んだった国も発展をとげるとともに、陸上交通が主になり水上交通は衰退していくことが多いそうです。これは今の日本にも当てはまるのではないでしょうか。しかしタイなど一部の国では、発展した結果陸上交通が大渋滞し、再び市民の交通手段は“船”に移行しているそうです。
また、私達が車を使うようにMy船をつかって移動する地域があったりと、そこに住む人々の生活や文化の違いを感じる写真を見ながらお聞きした現地でのお話は、新鮮でとても興味深く時間があっという間でした(>_<)

その後、国立民族学博物館 民族文化研究部教授 池谷和信教授に普段入ることができない資料保管庫を特別にご案内していただきました。
  
みんぱくで最も古い保管庫を見学した後、3月に開設されたばかりの船の資料のみを集めた保管庫へ!!
とにかく広い(°_°)
この保管庫に足を踏み入れたのはまだ数名しかいないということで感激です!
様々な国の生活に密着した船がたくさん保管されていました。
木製だけではなく、国の特色によって牛皮やセイウチの皮、アシやシラカバなど素材も多様で連絡船勉強メンバーはワクワクしっぱなし♪
そしてなにより、池谷教授の説明や本プロジェクトへのアドバイスが的確で大変勉強になり、身が引き締まりました。

続いて、国立民族学博物館の地域展示をご案内いただきました。
なんとこちらの常設展示、ワンコインで世界一周できちゃいますΣ(o'д'o)
世界を各地域に分け、オセアニアを出発して東回りに世界を一周し、最後に日本にたどり着く構成はとてもおもしろかったです。
     
こちらも池谷教授にご案内いただきながらの、楽しい世界一周旅でした♪
今回連絡船の町プロジェクト勉強メンバー初めての県外進出でドキドキでしたが、大変有意義な調査研究となりました。
世界に目をむけたことで幅広く物事を捉えられるようになったと思います!
そして、この経験を生かして、勉強会メンバーで“世界の連絡船”をテーマに調査研究に取り組むことになりました。
完成したものはこのブログに掲載する予定です♪

ご協力いただきました、国立民族学博物館の皆様、池谷教授、京都大学東南アジア研究所 木村様には心より感謝申し上げます。

 


このページの先頭へ